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ヨーロッパの植民地支配は続いている?日本は欧米の植民地?

投稿日:2019年4月28日 更新日:

こんにちは、妹の兄です。

改めてヨーロッパの植民地支配の歴史を振り返ると、今の日本は欧米の植民地と思っています。

植民地支配の手段というのは、昔と今では大きく異なり、昔のように表立った強引な手段を使わなくても、実利さえ得られれば、闇の支配者となって裏でコントロールすればいいわけです。

オランダがインドネシアを植民地にしていた頃は、オランダ人が支配者でインドネシア人が奴隷という単純明快な図式で分かりやすいものでしたが、今の植民地支配の手法は複雑化していて、誰が誰に支配されているのか分かりにくい世の中になっています。

ですから、「今の日本は欧米の植民地」と言ったところでピンと来ない人も多いと思いますが、史実を振り返ることで今の日本が何なのか見えてくる気がします。

ヨーロッパの植民地支配の歴史

まずは、ヨーロッパの植民地支配の歴史を復習したいと思いますが、一言でいえば、当時のヨーロッパ人は非人道的です。しかし、その当時は植民地支配が常識だった時代ですから、今、その国やその国の人々を非難することは出来ないものとして簡単に振り返りたいと思います。

大航海時代

大航海時代で有名なのは、スペインの航海士コロンブスがアメリカ大陸を発見した話ですね。

ポルトガルは東廻りに、スペインは西廻りでアジアを目指し、コロンブスはアメリカ大陸を発見します。発見といっても、既に先住民がいたわけですから、「人類史上初めてアメリカ大陸を発見した人」ではなく、「白人として初めてアメリカ大陸に到着した人」です。

ちなみに、アメリカ大陸の先住民を「インディアン」と呼んだのは、コロンブスがアメリカ大陸をインドと勘違いしていたからと言われています。

ここまでは世界史の教科書に書かれていることですが、コロンブスは先住民であるネイティブアメリカン(インディアン)を虐殺して弾圧し、先住民を奴隷として植民地化します。

コロンブスは東方見聞録に記された黄金郷「ジパング(日本)」に憧れ、日本を植民地にすれば、黄金を手に入れることが出来ると思っていたみたいです。まあ、当時の日本は戦国時代でしたから、仮にコロンブスが日本に来たとしても日本を植民地にするのは難しかったでしょう。

白人至上主義と黒人奴隷

何故、白人は先住民を殺したり、先住民から略奪するのか?

それは、当時の白人には白人至上主義という思想があったからです。

白人至上主義を簡単に説明すると、白人は他の人種より優れているとか、白人は神、それ以外の人種は家畜とか、白人は尊く、有色人種は卑しいという人種差別的な考え方、そういう思想です。

最も分かりやすいのは大西洋を舞台にした三角貿易でしょう。


画像元:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/13276

イギリスを中心とする北西ヨーロッパは、アフリカに武器などを。
アフリカは、アメリカに人(黒人奴隷)を。
アメリカは、イギリスにタバコや砂糖、コーヒー、綿花などを。

人が奴隷として貿易対象になるということは、白人にとって黒人はモノ程度にしか見ていなかったのです。イギリスは黒人の人権よりも嗜好品が大事だった、アメリカは黒人の人権よりも貿易や開拓による利益が大事だった。人権侵害という言葉が薄っぺらく感じてしまうほど残酷な史実です。

しかも、イギリスがアフリカに輸出していたものは「武器」です。食料や衣料であったり、教育、産業、医療などアフリカを豊かにするものではなく、人を傷つける「武器」です。その国で武器が出回ると、その国がどうなるのか想像に難しくありませんが、白人にとって黒人同士の殺し合いなどどうでもよかったのでしょう。

1863年のリンカン大統領の奴隷解放宣言後も、1884年のベルリン会議で行われたアフリカ分割、白人至上主義を掲げるKKK(クー・クラックス・クラン)の存在、黒人初の米国大統領がつい最近だったことを考えれば、白人至上主義は今でも根深く残っているといえるでしょう。

アメリカの独立とフロンティアスピリット

アメリカの独立というと、「13植民地」や「フレンチインディアン戦争」、「ボストン茶会事件」、「アメリカ独立戦争」などが思い浮かびますが、大きく捉えると、良くも悪くも今のアメリカは、イギリス人を中心とした白人によって作られた国といえます。

1620年でしたか、イギリス人がメイフラワー号に乗ってアメリカ東海岸プリマスに上陸。ピルグリム・ファーザーズ(巡礼始祖)と呼ばれる人々や迫害を逃れてやってきたピューリタン、その後も貿易や開拓による利益を目当てにやってきた白人たち、その子孫らによって後のアメリカ独立につながります。

そして白人たちは未開拓の地を開拓する為に、先住民1000万人のうち950万人を虐殺しながら、東海岸から西海岸へと勢力を拡大していきます。また白人たちは、先住民の文化や言語を禁止し、キリスト教や言語学習(英語)を強制します。

詳しく知りたい方はこちらのサイトへ。
【950万人虐殺】なぜ?「インディアン戦争」先住民対白人のアメリカ開拓史

西へ勢力を拡大していって最終的にたどり着いたのがカリフォルニア。そこから先は太平洋ですが、白人たちの勢力拡大は止まりません。さらに西へと海に出ます。武力によってハワイを乗っ取り、米比戦争という侵略行為によって60万人のフィリピン人を虐殺し、アメリカはフィリピンを植民地にします。

帝国主義による植民地拡大

19世紀末から欧米の帝国主義は本格化します。

帝国主義とは、一つの国家・民族が自国の利益や領土や勢力の拡大を目指すため、政治的・経済的または軍事などの面で他国や他民族に対し侵略・支配・抑圧し強大な国家をつくろうとする運動・思想・政策である。
引用:帝国主義 - Wikipedia

簡単にいうと、「自国の利益の為だから、武力によって他国を侵略し、領土や植民地を拡大しよう!」という自分勝手な思想や政策です。

欧米の帝国主義によって、世界中のほとんどの国が欧米の植民地、あるいは領土を奪われ欧米に支配されます。「欧米」と一まとめに言いますが、アメリカはヨーロッパの独立国です。

濃い青は欧米の植民地になったことがある国と地域、薄い青は領土を奪われたことがある国と地域、灰色は植民地になっていない国と地域です。

19世紀半ば、欧米の植民地や支配下になっていない国は、ほぼ日本と中国(清朝)ぐらいでした。その理由は様々ですが、ヨーロッパ勢にとって日本は極東、アメリカ勢にとって日本は極西という地理的優位性が主な理由だと思います。

しかし、中国はイギリスとのアヘン戦争によって南京条約という不平等条約を結び、イギリスに香港を奪われ、ロシアには北から満州を奪われ、フランスには南から中国南部を奪われ、日本だけが唯一、欧米からの侵略を逃れた国ということになります。19世紀半ばの話です。

日本は江戸幕府の鎖国政策をとっていましたが、1853年ペリーの黒船来航をきっかけに、翌年1854年には日米和親条約を締結し開国します。

開国といえば聞こえはいいですが、要は「オレたちに“何か”よこせ」という要求、いや脅迫なのです。

当時最新の米国艦隊(黒船)を浦賀に入港・停泊させ、日本人に脅威を与え恐怖心を煽ったうえで、ペリーは日本に対して、捕鯨を行っていたアメリカ船への水・食料・燃料の供給、遭難船の救助、出島以外の港の開港という一方的な要求をし、「言うことを聞かなければ戦争するぞ」という恫喝外交を仕掛けてきたわけです。

その後、様々な戦争が起こるのですが、複雑になるので、それはまた別の機会にお話したいと思います。

現在の植民地支配

ここまでは過去の植民地支配について簡単に振り返ってきましたが、2019年現在、「植民地支配」というものはあるのでしょうか?

答えはあります。

帝国主義で動いている国はほぼ無くなり、侵略や略奪など武力による支配は少なくなりましたが、代わりに経済や金融、洗脳、脅迫などの手法を用いた植民地支配は今も続いています。

「ここは我が国の領土だ!植民地だ!」と、わざわざ植民地支配していることを公言しなくても、他国から経済的利益さえ得られれば支配者側には何も問題ないわけです。

友好や同盟といった形で支配する。そうすると国際的な批判を避けられますし、それを支配されている国の民が知らなければ、デモやクーデター、独立運動や独立戦争が起こることもありません。支配する側にとっては管理が楽ですよね。

日本は欧米の植民地

「日本は欧米の植民地」と言って、どれほどの人が理解してくれるか分かりませんが、今の日本の現状を考えると、日本は欧米の植民地としか思えません。

例えば、最近でいうと、「消費税増税」、「種子法廃止」、「水道民営化」、「入管法改正」など、
なぜ政府は、日本国民が損をして、外国が得をする政策ばかり進めているのか?、そう考えたときに最も納得できる答えは、

「日本は欧米の植民地だから」です。

国家と政府が混同していると分かりづらいと思いますが、日本政府が必ずしも日本や国民の為に行動するとは限りません。

例えば、家庭を国家、父親を政府、子ども達を国民として考えた場合、父親が生活費を家庭に入れずに、愛人に貢いでいたとしたらどうでしょうか。

生活費とは家族を含め家庭の為に使われるべきお金の事ですが、そのお金を父親の一存で家庭以外に使っていたら、それは家庭や子ども達の為にはなりませんよね。つまり、父親が必ずしも家庭や子ども達の為に行動するとは限らないわけです。

なぜ、日本は欧米の植民地なのか?

政権が悪いのか?、政党が悪いのか?
与党が悪いのか?、野党が悪いのか?
政治家が悪いのか?、官僚が悪いのか?

じつは日本とアメリカの関係を見ると、もうそういうレベルの話ではないのかもしれません。

日本とアメリカの関係

日本は戦争に負けてアメリカの支配下になりました。

教科書では、1951年サンフランシスコ平和条約によって日本は独立し主権を回復したとされていますが、今の日本とアメリカの関係を見ると、悲しい事に日本は独立国でも主権国家でもありません。アメリカの属国。今でもアメリカの支配下なのです。

最も分かりやすいのは日米地位協定の実施に関する協議機関、日米合同委員会でしょう。

月2回ほど行われている日米合同委員会では、アメリカ側は在日米軍の幹部、日本側は高級官僚が議論し、日米地位協定の運用が合意されています。

日米地位協定が憲法の上にあり、日米合同委員会が国会の上にある。

そうすると、政府が簡単に介入できる領域ではないのは明らかです。政府すら介入するのが難しい。それは少なくとも我が国が独立国家ではないという証です。

まとめ

まだ書きたいことがあるのですが、長くなりそうというか脱線しそうなのでこの辺でまとめます。

改めて欧米の植民地支配を振り返ってみると、今の常識では想像しづらい歴史ばかりです。もちろん、その当時はそれが常識だったのですから、今の私たちがそれを非難することはできませんが、この記事を書きながら歴史から学べることは多いなと改めて思いました。

2019年は戦後74年に当たります。

それはつまり、74歳以下の人たちは戦争を知りません。80歳の方も幼くて戦争を覚えていない方々、戦前を知らないという方々です。

現代の日本というのはアメリカが作り上げた非常識な世の中であっても、小学校から大学まで徹底的に教育された私たちは、その非常識を「常識」と錯覚してしまうのかもしれません。



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